ケミカルピーリングについては、私も体験して大満足なのですが、
ケミカルピーリングは化学物質を皮膚に塗布し、角質を化学的に融解させて、古い角質を剥離し、除去する方法なのですが、フルーツ酸等の酸を使用し、皮膚表面 と毛穴部分の角質を剥離し、新しい角質を再生させる美肌維持法というわけです。
フルーツ酸の中でもグリコール酸は、コラーゲンの合成の促進や美白効果があることにより美しく生まれ変わった皮膚はとてもツヤがあり、はりも出てくるのです。一般的に下記の症状に有効といえます。
ニキビ 、ニキビ跡、肌のくすみ 、コジワ、シミ、脂性肌、開いた毛穴、毛細血管拡張、赤ら顔 、色素沈着など老化徴候 など
治療に伴う軽度の炎症反応によって表皮再生を促進させ、さらには角化細胞の形状や配列を整え、角質層の構造および機能を改善させる作用が得られ本来のきめ細かな、ハリのある肌の組織構成に戻す効果があります。
ケミカルピーリングの歴史は古くて、あのクレオパトラが古代の時代にすでに、皮膚をなめらかにするために乳酸のサワーミルクの湯に入浴したという記録があるのです。美に関する意欲は昔も今もおおきいものですね!!
欧米での研究が進み、日本でも1994年よりケミカルピーリングが広まってきました。
以前はピーリングをすると顔面が1週間から 10日ほど真っ赤になり、その後かさぶたができ、はがれ落ち、その後色素沈着を生じ、数ヶ月後に徐々に色素沈着が消失。と治療後何ヶ月間も人目を気にした生活をせざるを得なかったのですが、近年上記の薬剤を適した方法で使用することにより、発赤を全く生じることのない、かさぶたのできることのない、日本人にあったピーリングもできるようになりました。
ただ、より効果を得るには、少なくとも1−2日発赤が生じる程度のピーリングの方が望ましいけれども、ピーリング後の社会生活の状況を考えながら、その方に合わせたピーリングをしていくことになるのです。
ピーリングの仕方によっては、必要以上に深いピーリングを起こす事例があり、2000年2月に国民生活センターから、消費者被害注意情報(危害システムから)No.29として消費者、エステティック業界と行政に向け、
「
エステティックで行うケミカルピーリングは安全性に問題があり、十分な検討を要する」
という内容の報告が出されています。
ケミカルピーリングは薬剤で皮膚の表面を傷つける医療行為なので、あなたの情報網を利用して、信頼できる医師のもとで受けることをオススメします。
ケミカルピーリングの適合するのは、
ニキビ、皮脂の過剰分泌があり一般的治療(保険診療)で改善が見られない方やニキビ痕の目立つ方。そして、クスミ、ザラツキがあり化粧のりの悪い人も適します。
実際の治療についての一連の流れを解説しますと、私の通った皮膚科では、
1.洗顔後、タンパク分解酵素でマッサージ
2.ピーリング
3.クーリングマスクにより冷却
4.ビタミンCイオン導入
私の通った皮膚科では、通常、2週間に1回、6回施行で1セットでした。