ニキビ痕の治療の最新技術としては化学薬品を皮膚に塗り、
顔の皮膚を溶かす方法である「ケミカル・ピーリング」があります。
私は、この方法を体験しましたが、そのときは、ニキビ痕ではなく、
シミおよび、シミのまわりのくすみを取るためでした。
ですから、ニキビ痕に効くかどうかは体験していませんが、理論的には、
肌が新しくなるので、期待はできるのではないでしょうか。
参考までに私の経験を話します。
まず、私は皮膚科に相談しました。
すると、「クスミがとれて、明るい色調の顔になるだろう」と言われました。
1回で効果があるわけではなく、8回はケミカル・ピーリングを受ける必要があり、
週に1度2ヶ月間続けて来ることができないなら、やめておいた方がよいとのことでした。
幸いなことに、私の会社は週休2日のため、土曜日があいていました。
申し込みと同時に、おおよその日の予約をしました。
ケミカル・ピーリングの気になる費用面ですが、1回3500円程度だったと思います。
ケミカル・ピーリング施術の所要時間は約30分。
しかし、予約していても洗顔時間や待ち時間などがあり、合計1時間は必要でした。
タオルと、クレンジングと化粧水を持参するようになっていました。
ケミカル・ピーリングを受ける直前に、化粧を落とし、顔を水で洗います。
そして、診察台のようなところに、仰向けになって寝ます。
女性の看護士か、スタッフのような人が、顔に薬品を塗ります。
すこし、ピリッ ピリッとします。
10分程度たつと、「氷で顔を冷やしますよー。冷たいですよー」と言って
スタッフがやって来て私の顔を氷で冷やします。
再び顔に薬品を塗ります。
また、氷で冷やします。
それで終わり。
自分の感想としては、薄いくすみは8回のピーリングでかなり消えた。
しかし、色の強いシミに対しては効果が感じられなかった。
それは先生もおっしゃっていたことで、ケミカル・ピーリングは何度かワンクール8回の施術を繰り返さないといけないのです。
全体的には、少しは明るい色調の顔になった、と思う。
レーザー治療にせよ、ケミカル・ピーリングにせよ、弱い治療を何度も繰り返すのだということが、わかりました。
かえってそれが、よいのです。
一度に治そうと強いレーザーを当てたり、強い薬品でケミカル・ピーリングをおこなうのは、万一のことも考えると、遠慮したいくらいです。
レーザーも、ケミカル・ピーリングもお金がかかるようになります。
費用面で、ある程度覚悟をして治療を受ける必要があります。
先日、テレビで、悪い病院でレーザー治療を受けて状態が悪化した事例が報じられていました。
私は、病院の選択が非常に大切と思います。
ケミカル・ピーリングなどは、いろんな情報を仕入れて、評価の良いところで受けるようにしてください。
信頼の置ける皮膚科を探してください。
クチコミ情報が信用できます。
行きつけの美容室の先生なんかが詳しいのではないかしら?
レーザー治療等は、失敗すると、肌のダメージは大きいのです。
ちなみに、アメリカなど外国では薬品で皮膚を火傷の状態にさせ、皮膚を1枚はがすという方法もあります。
テレビで、その治療も見ました。ある50歳くらいのご婦人は、若さがどう見ても20歳は若返った感じでした。
うらやましかったです。
けれども、日本式の「弱く、回数を重ねる」治療の方が安心ですね。